プログラミング
志學舎プログラミング通信 #1
こんにちは!
志學舎プログラミング担当の望月です。
今週はKidsプログラミングラボ(中学生・高校生向けのプログラミング)の授業にて“面白い事”をしたのでその様子をお届けします。
本来Kidsプログラミングラボの授業では月に2コマ(1コマ90分)で毎月与えられる課題をクリアしていくのですが、今月の課題を生徒が優秀すぎて予想をはるかに超える速度でクリアしてしまい、解説も改造も完了してしまい時間が大幅に余ってしまうといううれしい事件が起きてしまったため、そんなときのために用意していた課題を渡そうと思ったのですが・・・
生徒の疑問として「テレビでChatGPTを見た。あれば何でもできるしなんでもやってくれるんですよね?もう人間が勉強しなくてもいいじゃないですか?」
と非常にイマドキかつ興味深いクエスチョンがとんできました。
確かにChatGPTは非常に高性能なAIであり、様々な質問に答えてくれ、業務を手伝ってくれる非常に有用なツールです。
私も最近はよく仕事で利用しています。
だからこそ生徒にChatGPTやAIに対する「なんでもやってくれるすごい奴」というイメージの怖さをいち早く知ってもらいたいと思い、急遽実際にChatGPTを利用して普段授業で作っているようなPythonを利用したゲームを1つ作ってみるという課題を与えました。
作り方はいたってシンプルです。
ChatGPTに「Pythonで動く○○のゲームを作成して」とお願いするだけです。
実際にやってみるとわかるのですが、このお願いだけだと作成の方法だけだったり、割と頓珍漢なことを饒舌に語り始めます。
次に質問内容を変えます。
「Pythonで動く○○のゲームのコードを作成して」このように書くとChatGPTは唐突にプログラミングコードを次々と生成し始めます!
これには生徒もさすがに驚いていました。
そして生成されたコードをそのまま動かしてみると…
まさかのエラーだらけ
というかクイズとして成立していませんでした
クイズの文章で1kgは何g?
アンサーが1000gでもバツになる
というような具合です
というか何を答えてもバツになります
質問内容をより正確に、かつ大量の情報を合わせてAIに質問しないといけないのです。
そしてChatGPTが生成するコードはだいたい無駄が多く、知識ある勉強した人間であればすぐに気づく違和感で埋め尽くされています。
実際に生徒も質問内容を試行錯誤しながらゲームをある程度求める姿にしていましたが、最終的には自力でコードを編集していました。
ただしChatGPTにも良いことがあります。
それはベースとなるプログラムコードを超短時間で生成してくれる事です。
ちなみにAIを利用して短時間で完成したゲームの一つはこのブロック崩しゲームです。
この後生徒が手を加えてそれなりに動くものとなりました。
今回のChatGPTを利用して生徒が学んだこと。それはAIを使う人間の実力でAIに出来ることの質が上がること、そして実力のある人間がAIを使うと作業時間が大幅に短縮されるという事、この2つに他なりません。
簡単にまとめるとAIとは、教養の豊かな人、仕事のできる人の1日にこなせる仕事量を圧倒的に増やせる道具です!
AIの社会的利用はもうすぐそこまで来ています。
プログラミングは問題解決能力を高め、思考力を養う学問です。
私たちも上手に使えるよう日々思考力を鍛えていかないといけないですね!
来週はCODEMONKEYの授業の様子をお届けしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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