コラム
志學舎50年のあゆみ<22>
志學舎は昨年(2022年)創立50周年を迎えました。
今では卒塾生のお子様方も多く通う、多摩地区で最も長く、歴史のある塾のひとつになっています。
今年(2023年)、社史「志學舎のあゆみ 50年」を刊行しましたので、これまでの50年のあゆみを、少しずつ紹介していきますね。ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
よろしくお願いします。
今回は、1995年(平成7年)の、
「塾通信」9月号を覗(のぞ)いてみましょう。
これです。
表紙写真は、夏期合宿の様子です。
今回紹介したい記事は、下段8ページ目表記の「Reading Newspaper」です。
学習塾の一番の(究極の)課題は、生徒さんがいかにヤル気を出してくれるか、ヤル気をもって取り組んでくれるか、と言っても過言ではないですよね。ムリ・ムダ・ムラのない、分かりやすい、その子に合った教務的な指導が求められるのは言うまでもないけど、“ヤル気”さえあれば学力・成績に結びつく場合もたくさんあります。
志學舎にとっても、生徒のヤル気アップは永遠の課題だし、向上・成長のための大きな原動力だと考えています。
創業時から、親や我々指導者の子どもへの接し方をいかにすべきか、各種の研修や、この塾通信、定例の保護者会等で問題提起し、良き方法を考えてきています。
この塾通信では、子供に対する承認行為の大切さの他に、指導する側の態度に、ヤル気アップを示唆する記事が掲載されています。最後の「苦言『天の声』」に、簡潔に、厳しく、核心をついた内容が記載されていますね。
あなた方は生徒に対して、驚きや感動を与えていますか。
そして、答えを導き出すことに努力している生徒に対して“ほめて”いますか。
「なんだお前、こんな問題もできないのか」なんて言っていないでしょうね。
【ご家庭のみなさんへ】
あなた方は現在の子どもの国語力のなさに気づいていますか。
ご家庭は読書をする雰囲気にありますか。
国語力は日常生活の積み重ね。子供たちに「なんでできないの」と文句ばかり言って、自分は茶の間でテレビばかり見ていませんか。
厳しいー❕。
志學舎では、教室内優秀者掲示、塾タイムズ紙上検定合格者表彰、各期保護者会、校舎内チームミーティング、中学NETオンラインミーティング、中学受験オンライン親子ミーティング、未来発見講座、志(こころざし)作文、志(こころざし)ノート、my Will(マイウィル)目標達成手帳等を通して、常時このテーマとヤル気アップに取り組み続けています。
現在では、外部の講師も招へいして、年2回の「ファミリーコーチング」という保護者向けの実践勉強会も開催していますよ。ぜひご参加ください。
社員・講師は当時から、外部団体主催の「7つの習慣」「3つの力」「選択理論心理学」研修等を通して、学び続けています。
この塾通信の内容から分かりますが、当時から学習指導の大切な部分に取り組む風土・文化が醸成されているようです。
勉強教えるだけじゃないんだ。
歴史が長いと、色々あるね。
まだまだ続くよ。
お楽しみに。
志學舎は
「生徒・保護者、塾にたずさわる全ての人が笑顔になれる塾を目指す」
を理念として、日々取り組んでいます。