コラム
保護者勉強会について
志學舎副塾長の松澤です。
保護者勉強会でお伝えたを少し掲載します。
お子様の自信を育みたい。これにNOな保護者様はいないかと思います。
もしこんなとき、どんな風なお声かけになりそうですか?
3つのケースを話しました。
1.定期テストや模試で90点だった!
「おお!凄いね!」や「頑張ったね!」て声掛けしやすですよね。
2.30点だったら??
「どうしたの?」やもしかしたら「なんで!?」てなるかもしれません。勉強会ではできた部分を確認するってお声もありました。確かに大切です。「なんで」は言い訳を引き出す質問て言われてますもんね。
「なんでできないの?」と聞くと本人もよくわかってないから「いやーやったんだけど…」という曖昧な回答が返ってきます。それに対して
「あれはやったの?これはやったの?」と聞くと「やったよ」となり、「じゃあなんでできないの?」と繰り返してしまう、なんてことありますよね。
本当に点数を取りたかったのか、そもそもそのテストにどういう目的意識を持っていたかが大切です。
目的意識におけるこんなエピソードがあります。
「富士山のアルバイト」
登山をしようとしているある男がいました。
その男が富士山の麓である札を持っている人に会います。その札には「この荷物を山頂まで運んでくれたら5万円」というアルバイト募集の札でした。
男は「これやったら本当に5万円くれるんですか?」と尋ねました。
そうすると「やっていただけるんですか?もちろん5万円差し上げます」と言われ「よし、やるよ!」と話して荷物を担ぎ山を登り始めました。
山を登って景色を眺めていると横から走り抜ける若者に出会います。その若者に話しかけます。
「おーい!君もアルバイトしているのかい?景色も良いし、そんなに走っていかなくても5万円は5万円だ。よかったら一緒に歩いて登ろうよ!同じアルバイト仲間じゃないか!」と。
そうすると若者は「悪いけど、このバックの中に入っている医薬品を待っている人が山頂付近で待っているんだ。僕は急ぐよ」と言って走り出しました。
かたや目的を伝えられた人と、目的が伝わっていない人。
これだけでこんなに行動が変わります。
話を戻すと、得点が取れていないという結果を見るのではなく、そもそものスタート地点やプロセスの過程に色々ありそうですよね!なんて話をしてしました。
3.じゃあ99点だったら?
これ難しいって話になりました。「後1点どうしたの?」と聞きたくなると会場の保護者様の声でした。
もちろんそれが悪い訳ではありません。ただ90点は承認できて、それより高い99点の第一声で否定形になってしまう。
人は「欠けている部分」に目がいきます。
私今から算数の問題を解きます。
1×9=9
2×9=18
3×9=27
4×9=36
5×9=44
どうでしょう。
5×9違うでしょ。ってなりますよね。ただ見方を変えると5問中、4問も正解したとも取れます。
良いところに目を向ける、とても大切ですよね。
間違った部分をできるようにする、それ自体が不必要と話しているわけではなく、お子様が受け入れやすいように話す工夫はできるかもしれません。
勉強会冒頭ではこういった話をしていました。
次回以降ぜひともお待ちしています!
次回開催は6月6日(木) 10:00~12:00(志學舎南大沢教室)、ぜひともお待ちしております!