ブログ
木々が紅葉する理由
こんにちは! 志學舎日野教室の吉田です!
今年も残すところ後2ケ月となり、冬の到来を肌で感じる季節となりました。つい1か月前は20度後半の気温でしたが、最近は20度を下回る日がでてきて寒暖差に体調を崩している生徒も多々見かけます。皆様体調にはお気をつけください。
私自身も体調に気を付けながら肌寒い日々を過ごしていると、すっかり秋の存在を忘れていました。そんな時、ふとなぜ「木々は紅葉するのか」と疑問に思って調べてみたので、興味のある方は読み進めていただけると幸いです。
まず前提として、樹木は大きく分けて「常緑樹」と「落葉樹」があります。常緑樹は漢字の通り、一年中常に緑の葉をつけています。対して落葉樹は、春夏は緑の葉をつけ、秋になると紅葉して葉を散らし、冬で休眠します。そのため、紅葉するのは落葉樹だけになります。ちなみに、冬が近づくと葉を散らす理由は、落葉樹が絶滅しないように生存に不利な季節は葉を散らせ、余計な栄養を使わずに休眠しながら乗り越えるという生存戦略によるものらしいですよ。地球誕生から今現在まで樹木が繁栄してきた理由が垣間見えますね。
少し話がそれてしまいましたが、葉が色づく仕組みは「葉の葉緑体が減った結果、緑以外の色が相対的に出てくる」とのことです。緑以外の色とは、イチョウなどの黄色とモミジなどの赤色のことになります。それぞれ紅葉する理由が異なりますのでそれぞれ説明いたします。
まず黄色に紅葉する理由は、葉緑体に含まれるクロロフィルという緑の色素とカロテノイドという黄色の色素のバランスが変化することによって生じるためです。そもそも、葉の中には葉緑体と呼ばれる緑色の粒が多数存在しています。これはクロロフィルとカロテノイドで構成されており、秋が近づき気温が下がると葉の働きが弱くなる影響で、クロロフィルが壊れてしまいます。そのため、相対的にカロテノイドの量が多くなり葉がイチョウやサクラのように黄色に色づきます。
次に赤色に紅葉する理由は、先程の理由でクロロフィルが減少すると同時に、葉の中に残っている糖分を消費してアントシアニンが生成されるためです。アントシアニンとは、ブルーベリーやナスなどに多く含まれるポリフェノールの一種です。この色素の影響でモミジやツツジのように赤く色づきます。
↓イチョウ

↓紅葉

以上の理由で、落葉樹は秋が近づくと黄色や赤色に色づくとのことでしたので、これから高尾山や昭和記念公園などに行かれた際や街中で見かけた際はこのブログの内容を思い出していただけると私自身とても嬉しいです!
それでは季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、手洗いうがいなどを行って体調管理に気をつけて日々をお過ごしください。元気な姿で登校してくれるのを日野教室一同お待ちしております!
東進衛星予備校 日野校 校舎長 牧野瑞貴
〒191-0061 東京都日野市大坂上1-32-1久世ビル2F
[志學舎]TEL:042-586-1515 [東進]TEL:042-581-6474
instagram → https://www.instagram.com/sigakusyahino/
instagram → https://www.instagram.com/toshinhino
[公式]志學舎Youtubeチャンネルもよろしく!
[公式]志學舎東進Youtubeチャンネルもよろしく!







